AIアシスタント
製品ごとの、GHG排出量の計算を行える画面です。
estomaのグループとは?
LCA算定では、算定をどの基準でどこまで想定して算定しているのかが算定者により大きく異なってしまうケースがあります。算定基準がずれてしまうと製品感の排出量の比較が難しくなるため意味のない算定データとなってしまいます
estomaでは、算定基準を統一していくために、「グループ」というルールを導入しています。算定していただいた製品をグループEからAまでの5段階に分類しています
Sのグループほど、基準が厳しくなっていき、より精緻なLCA算定結果となっていきます。
製品の評価は、各グループ基準を設け基準に条件を満たすとグルーピングされます
6段階の基準の具体的な解説は、別のヘルプを参考にしてください
グループEとは?
estomaのLCA算定において、「原材料」「製造」「輸送」のいずれかの排出量が計算されていない状態です。
グループEの排出量は、3つのサイクルの排出量が計算されていないため数値として信頼性が低い状態です。
グループ認定基準
「原材料」「製造」「輸送」のいずれかの排出量が計算されていない状態です
次のグループへの昇格条件
製品の「原材料」「製造」「輸送」ごとのデータを収集して登録してください
当グループのestoma内評価
算定データとしては不十分な算定だと認識される状態
グループDとは?
estomaのLCA算定において、「原材料」「製造」「輸送」のそれぞれの排出量が最低限計算されている状態です。
グループDの排出量は、最低限の算定ができている状態を差しています。
グループ認定基準
「原材料」「製造」「輸送」のそれぞれの排出量が最低限計算されている状態
次のグループへの昇格条件
原材料の輸送データ・製造時に発生する廃棄物やその輸送に関する情報を登録しましょう
当グループのestoma内評価
このグループの算定では、原材料の輸送に伴う排出量や、製造段階に発生する廃棄については算定されていないため、排出量は正確ではありません
グループCとは?
estomaのLCA算定において、「原材料」「製造」「輸送」のそれぞれの算定に加え、原材料の輸送や製造段階における廃棄の情報までが計算されている状態です。
グループ認定基準
「原材料」「製造」「輸送」のそれぞれの算定に加え、原材料の輸送や製造段階における廃棄の情までが計算されている状態
次のグループへの昇格条件
輸送における積載率や輸送距離など実測値に即したデータを入力し、より正確な算定を行いましょう
当グループのestoma内評価
このグループの算定では、原材料の調達から製品の輸送までの規定の全段階の算定を網羅的に行えているため信頼がおけるデータとなっています。登録データに過不足がないかを今一度チェックし、漏れがないかを確認しましょう
グループBとは?
estomaのLCA算定において、「原材料」「製造」「輸送」の全ての段階の情報が登録されており、輸送に関しては、実測値が登録されている状態です。
グループ認定基準
「原材料」「製造」「輸送」の全ての段階の情報が登録されており、輸送に関しては、実測値が登録されている状態
次のグループへの昇格条件
原材料が原単位ではなく、サプライヤー自身からデータを収集し、1次データを揃えていきましょう。
当グループのestoma内評価
全ての段階で情報が十分に登録され、かつ輸送に関しては実測値での開示が行われており、信頼性のあるデータとなっています。改めて、各段階で情報に不足がないかを確認しましょう
グループAとは?
estomaのLCA算定において、「原材料」「製造」「輸送」の全ての段階の情報が登録されており、原材料の調達の1次データ比率が50%以上の状態
グループ認定基準
「原材料」「製造」「輸送」の全ての段階の情報が登録されており、原材料の調達の1次データ比率が50%以上の状態
当グループのestoma内評価
全ての段階で情報が十分に登録され、かつ1次データ比率が50%を超え、信頼に値する数値である。
そもそもCO2排出量とは?
現在、世界的な気候変動・環境汚染を是正すべく多くの国で2050年までにカーボンニュートラルを目指す目標を掲げています。日本では、脱炭素というワードでみなさんにも浸透しています。
脱炭素社会を実現するためには、日本全ての企業がCO2排出量を抑える活動をしていく必要があります。
CO2排出量を計算する方法論をGHGプロトコルと呼びます。
GHG排出量は、Scope1~3まで分かれています。多くの企業は組織のCO2排出量を計算すべくScope1~Scope3の数値を計算しています。
ライフサイクルアセスメントとは?
多くの企業で、排出量の割合が大きいのがサプライヤーから購入した商品・サービスの製造段階におけるCO2排出量です。
そのため、企業はサプライヤーに対して仕入れた製品がどれくらいの環境負荷(CO2)を排出しているのか提出を求めています。
製品が製造段階で発生するCO2を算定するための手法をLCA算定といいます。
LCAは、ライフサイクルアセスメントの略称であり、製品の原材料から製造・輸送・使用・廃棄までの製品が生まれてから廃棄されるまでのライフサイクル全体での排出量を計算する方法です。
LCAを行うことで、製品がライフサイクルのどの部分で環境に大きな影響を与えているのかがわかるようになります。